広州の美食

華南地方にある広東省を中心として発達した料理をルーツとする。
広東省は、昔から『食在広州(食は広州にあり)』といわれるほど、食材が豊富で、調理方法も数多い。
広州を中心に発展した広州菜、 客家菜、東江菜、潮州菜が有名で、世界各地の華僑により、世界中に広められ、海外の中華料理店のほとんどが広東料理と言われている。
澄んだ色と香りを大切にし、味付けはさっぱりとしている。
食材は、海鮮を中心とし、フカヒレ、ツバメの巣などの高級食材も使用し、料理の種類がとても多い。
『飛ぶものは飛行機以外、四つ足は机以外、泳ぐものは潜水艦以外』と言われているほどさまざまな物を食材としており、蛇や野生動物などを使った料理も特色の一つ。
煮物、炒め物と並び、炭炉で焼く料理が多い。
また、有名な飲茶も広東料理の一種で、ほとんどの店では朝、昼食、夜食の時に食べることができる。
代表的な料理は《フカヒレのスープ》《片皮乳猪》《清蒸鮮魚》《叉焼肉》《酢豚》など。