柴窩堡湖

  柴窩堡湖はウルムチ市の東南から約45キロ離れた博格達峰の麓にある柴窩堡盆地、達坂城の西部に位置しています。天然の冷水性湖です。蘭新鉄道(蘭州と新疆と結ぶ鉄道)、312国道、吐烏大道路(トルファンとウルムチと大黄山と結ぶ高速道路及び国家二級道路)は湖の北側を走り、東西は貫通しています。


   3月末、4月頭に氷が融けだします。11月中旬は結氷し、氷の厚さは27-41センチに達します。5月の最高水温は12℃、6月の最高水温は18.6℃、7、8月のは20℃くらい、9月の水温は15℃以下です。水温の変化は著しく、朝8時の水温は最も低く、午後6時最も高いです。


   湖に魚類は十四種あり、それぞれ十三の属、二つの科に属しています。その中に鯉科に属する魚類が最も多く、12種も有し、総数の85.7%を占めています。その次ぎはシイラ科であり、2種あり、総数の14.3%を占めています。主な経済魚類は鯉、鮒、たなご、?、?などです。


   柴窩堡湖は胡桃のような形にしています。湖盆は平皿状になり、湖底は平らです。南北の長さは6.37キロ、東西の幅は5.75キロ、一般の水深は3-5メートル、最深部は6.1メートルに達し、豊水期の面積は30平方キロ、容積は1.253億立方平米に達します。湖の西側に小さな湖があり、「小西湖」と呼ばれ、面積は0.468平方キロ、水深は2メートルにもなりません。洪水期間に白楊溝、蘇拉夏溝、柳河溝及ぶ4本長年性河川の補給に恵まれて形成する輸出のない湖です。


   柴窩堡湖はウルムチ郊外にある最大の淡水湖であり、市の南東部から約40キロ離れています。柴窩堡湖の南東部から5キロくらい離れた所に塩湖があり、面積は47平方キロもあります。塩湖の地勢は柴窩堡湖より低いことから、周りの高山と高地の塩分は川、洪水、地下水に洗い流れ、繋がる二つ湖の底を通り、塩湖の底で堆積していることから、淡水湖と塩水湖と繋がる珍しい景観を生み出しています。


   柴窩堡湖風景区に釣りエリア、プール、娯楽場、休憩室などが設けられています。岸辺の幅広い草地で競馬や「羊くわえ」や「姑娘追」といったカザフ族伝統的な催し物を体験することができます。塩湖東岸に漢唐時代の狼煙が残されており、軽気に見学に行かれます。