天山一号氷河

  天山一号氷河は天山ウルムチ河源一号氷河やウルムチ河源一号氷河や中国一号氷河などとも呼ばれています。ウルムチ河の源です。

   天山一号氷河はウルムチ市の西南から120キロ離れた天格尓山の中にあり、海抜は3740－4480メートル、雪線の平均高度は4055メートル、周りに2、3、4、5などのナンバーを付けられた氷河があり、大小現代氷河が76本あり、最も大きなのは天山格尓峰北坂に位置する一号氷河、都市と最も近い氷河です。後ろの峡谷から南へ行けば、ウルムチ河の河源区までに至ります。

   1959年、元の中国科学院蘭州氷河凍土研究所（現在の中国科学寒冷区乾燥区環境及び工程研究所）はウルムチ河の源に設けれ、ウルムチ市の西南から120キロ離れた天格尓山に天山氷河研究スタンドが建てられました。中国唯一の国際で開放と交流する高山氷河研究スタンドです。

   天山一号氷河は二本カールに属し、長さは2.4キロ、平均幅は500メートル、面積1.85平方キロ、最も厚い処は140メートルです。年間平均運動速度は約5メートルです。氷河内部は青く透き通り、表面の隙目は横縦になっています。ピラミッドのような角峰、小切りの歯のような刀脊、アーチ形のモレーンと滔々と流れる氷河川は独特な魅力を持ち、人を震撼させるほど見事な風景を生み出しています。

   天山一号氷河の下から海抜3500メートル以上のところで何重に重なる槽谷（細長い峡谷）、岩窪み、岩盆地、カールと羊の脊のように見える羊背石などの氷食景観が見られます。海抜2800メートル以上の所に各時期の氷河堆積物が完全に保存されています。天山一号氷河は第三氷河期に形成され、今から480万年の歴史を持ています。多くの現代氷河種類を集め、典型的な氷河地形と沈殿物を持ち、古氷河遺跡が完全に保存されています。だから天山一号氷河は「氷河活化石」と称され、現代氷河と古氷河遺跡における研究する最適な場所となっています。ここの氷河沖積地形は明らかにしており、ウルムチ河の億万年間の形成過程を理解することができます。