達坂城風力発電所

  ウルムチとトルファンと結ぶ道路を沿い、南に向かい、シルクロードの重鎮と称される達坂城に行く道路の両側に百台以上の風力発電機が風を迎えて立っています。青空、白雲とコントラストと成し、麗しい博格達峰を背景とし、限りない平野に壮大な風車の世界が目の前に広がっています。ここは中国最大の風力エネルギー基地と称される新疆達坂城風力発電所です。


   風力エネルギーは開発中の再生できる清潔なエネルギーです。広く分布しており、使え尽くさない無尽蔵と呼ばれています。新疆風力エネルギー資源が非常に豊富です。現在、達坂城は新疆九つの風区で開発と建設できる条件をよく備える場所だと考えられています。この場所は中天山と東天山の間の峡谷に位置しており、西はウルムチ南郊から始まり、南東は達坂城の山口に至り、南彊と北彊の間の気流通路となっています。


   風力発電機のインストールする面積は1000平方キロに達しています。同時に、風速の分布は比較的に平均で、破壊性風速と不可利用風速はごく少ないです。発電できない季節がほとんどないです。達坂城発電所の風力エネルギーの埋蔵量は250億キロワット・1時間です。利用できる総電力エネルギーは75億キロワット・1時間、総容量は2500兆ワットです。目下、ここの総容量は12.5万キロワット、単機容量は1200キロワットになっています。


   1985年、新疆は風力発電の研究、試験と推進する作業を開始しました。1986年、デンマークから第一台風力発電機を導入し、柴窩堡湖の畔で立て、試験運行は成功しました。新疆風力エネルギーの開発と利用における面に基礎を築いていました。1988年、デンマーク政府からの寄付金に恵まれ、達坂城風力発電所第一期建設工事が完成しました。ここは新疆ウルムチ自治区初の風力発電所であり、大規模に風力エネルギーを開発する中国初の試験場でもあります。1989年10月、発電所はウルムチ電網と合併されました。単機や組立機と問わず、どれでも中国一でした。発電所は益々拡大し、ついに中国トップに輝いています。


   冬は達坂城風力発電の運行ピークを迎えます。ここは天山と昆山の間に位置し、冬になると、大きな風口となります。発電にいい経済利益をもたらしています。目下、外国から30キロワットの大型組立機を導入しており、運行効率を高めています。風力エネルギーは再生できる無汚染のエネルギーだので、いつも政府は風力発電の開発を大きく支持しています。北西部電力ネットワークと大陸部電力ネットワークと合併することは風力発電の発展を促進すると考えられています。