鄭州観光スポット
鄭州の観光スポットについては、次の紹介をご覧ください。人気の観光スポットやカテゴリー別観光スポットで鄭州の魅力を存分にお届けいたします。
自然景観
嵩山
嵩山は、中国河南省登封市にある山岳群。五岳の1つ(中岳)に数えられる。最高峰は太室山の標高1,440m。 古代から山岳信仰の場として有名で、北魏時代からは少林寺などの道教、仏教の道場が建立された。また、唐代には副都であった洛陽から近い事から、政府との結びつきが強く、ここを本拠地としていた潘師正、普寂、慧安などの道士、僧侶らが皇帝の崇敬を受け、自派を拡大化させた。 また、20世紀以降には、山麓に少林寺武術(少林拳)を教える武術学校が相次いで設置されており、中国各地から学生が集まっている。
宗教・信仰・寺
嵩山少林寺
嵩山少林寺は、中国の河南省鄭州市登封にある中岳嵩山の中の少室山の北麓にある寺である。インドから中国に渡来した達磨による禅の発祥の地と伝えられ、中国禅の名刹である。また少林武術の中心地としても世界的に有名。なお、しばしば誤解されるが、少林寺拳法は日本で創始されたものであり、現在の嵩山少林寺の武術とは別物である。 伽藍は壮麗な七堂伽藍であり、北西には初祖庵、南西には二祖庵があり、五乳峰中には達磨洞がある。
陵墓・陵園
塔林
「塔林」は、少林寺から西へ400m程先のふもとにあり、少林寺歴代の高僧の墓である。1万4000平方メートルの敷地には、240余のレンガで造られた塔が、まるで林のように点々と立っていることから、この名が付いた。 塔の高さは一般に1級から7級まであり、最も高いもので15mあり、形も正方形、長方形、六角形、円形、柱形、錐形、瓶形、ラッパ形など様々だ。また、仏教のルールに従い、名僧、高僧こそが宮殿や塔を建て名を刻み、功徳を施すことが出来るため、その地位や威望の程度によって塔の形も多種多様である。 これらの豊富な塔の種類や銘文は、仏教史、古代建築や書道、彫刻芸術を研究する上で、大変貴重な材料となって...
岩石・洞窟
達磨洞
初祖庵の背後の五乳峰の中腹に達磨洞という洞窟がある。達磨が9年間、壁に面して坐禅したところと伝える。 石洞はひっそりとしていて、深さは約2丈・広さは1丈で、入り口は西南を向いている。洞窟の壁は掘った痕があり、水面の波紋に似ている。洞窟の外には石坊があり、明代に乾清宮の宦官だった胡斌が建てたもので、表面には『西來肇迹』、裏面には『默玄處』の3文字が刻まれている。西側の石壁には、明代の長垣人である蘇民望の七言絶句が刻まれている。『西來大言誰能竅/五乳峰頭九載功/若道眞詮塵内了/達磨應自欠圓通』。面壁洞の西の傍らに穴が一つあり、下から上に穿ってある。伝えるところでは、これは火龍洞で、達磨が洞に入っ...
橋梁、河川・滝・湖沼
黄河遊覧区
黄河遊覧区は鄭州市西北約30kmの所にあり、北に黄河を望み、南は岳山に連なる。 黄河はここから最後の峡谷を出て平原へと流れ込み、両岸よりも川床が高くなる天井河となる。南側には遊覧区の中心「五龍峰区」にあたり、東屋や楼閣が山沿いに散在している。遊覧区にはその他のみどころとして「岳山寺」「駱駝嶺」「漢覇二王城」「炎黄二帝石像」などがある。
民俗郷土景観
商城遺跡
鄭州市街地、城東路と城南中路が交差する一帯に残る3500年前の商代の城壁遺跡。安陽の殷墟よりも早い時期の商の都城とされ、25平方キロに渡る地域に7キロの城壁が残されている。この地から商代前期の王宮祭器を代表する青銅の鼎が2件出土している。 遺跡には他にも住居や貯蔵庫、井戸や堀、墓地の跡が確認され、大量の青銅器や石器、陶器や原始磁器、玉器などが出土している。